3月11日、池宮正信さんのラストコンサートに行ってきました。
今年のテーマは「愛」
会場は、まつぼっくり合唱団の荒井敦子さん主宰「音楽の森」でしたので、こじんまりとしたとても和やかで温かい雰囲気のなかでのコンサートでした。池宮さんと距離が近くて、優しい笑顔に感動しきりでした。
今年で35年続いた帰国コンサートに終止符ということで奈良のお家も引き払われるということでこれが奈良でのラストコンサートとなりました。昨年3月グループホームあみに演奏に来ていただいたことが夢のようです。
エルガーの愛の挨拶からはじまりました。ピースファームの映像、ラグタイム。そしてまつぼっくり合唱団と東日本大震災への祈りを込めて、「花は咲く」を歌いました。最後に「上を向いて歩こう。」みんなで合唱。
また池宮さんの語りが心に響きます。
自然は生き様を教えてくださっている。
花たちは美しく、喜びを与えるために咲いてくださっている。
お天道様は、毎日照ってくださっている。
すべてはコントロールできない。
今生かされている命の奇跡のありがたさ。
アメリカのメイン州で自然とともに暮らしておられる池宮さんは、あたりまえのことに感謝を忘れず、生かされていることの喜びに満ちておられました。
その池宮さんが紡ぎだされるピアノには愛があふれていました。
本当にありがとうございました。